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多摩カレッジ

プロに教わる「お酒の愉しみ方」

投稿日:2017年09月26日
本講座は半年間で6回、時間は毎月第2金曜日午後2時からです。
ふだんは教室ですが、毎期1回はレストランで、さらに1回はワイナリーや酒蔵を訪ねています。
今回は2017年9月8日(金)のワイナリー見学をリポートします。

行き先は甲府市の「シャトー酒折ワイナリー」。受講生は12名。電車で行くことも検討しましたが、行った先での移動を考えるとやはりバスが便利ということで、事務局から2名、講師の矢澤先生、総勢15名のバスツアーとなりました。

午前8時30分に国立教室の前から出発。さながら修学旅行といった感じです。
中央自動車道を快走し10時に到着。
甲府市街が一望できる高台にあります。


入口でまず目に飛び込んできたのは日本ワインコンクール受賞の掲示板。
製造部長の井島正義さんに案内していただきました。


まずは葡萄畑から。まわりを山に囲まれた甲府盆地は、雨が少なくワインづくりに向いているのだそうです。


この日も周囲の山には雲、そして甲府盆地の上空はご覧の青空。
井島さんによれば、今年は空梅雨でしたが8月に入ってからの雨が多く、これは葡萄にとってはあまり良くないパターンだそう。なぜかというと実が大きくなる梅雨時に雨が少ないといわばのどが渇いた状態で、いつもなら甘みを増す8月になって水分を吸収し過ぎて実が割れてしまうのだそうです。


そう言いながらもこちらではまずまずの出来だということでした。
「当初はシャルドネを栽培したがその後この地にあった甲州に切り替えた。
多くは棚で栽培しているがここでは垣根で育てている。味や収量に大きな違いはないようだ。
周囲の柵はシカやイノシシよけ。夜はここに電気を通します。」


畑の後は、普段は入ることのできないワインの製造現場を見せていただきました。

 
「良いワインは良いブドウから、地元の栽培農家との共生をめざして葡萄のほとんどは地元産です。いい葡萄を入手するため収穫期には社員が集荷場へ出向いて選果をします。」
「日本のブドウだけで作ったものを日本ワインと呼ぶが、それはまだ全体の25%程度なんです。」


「製造設備は世界から導入しています。」


「製造設備は細かな部品まで分解し使う前も使った後もきれいに洗い、再度クエン酸入りの水で洗います。微生物管理を徹底し熱処理をしないで自然のままのクリーンなワインを製造しています。」
壁面を見ると黒カビが生えていますが、乾燥したヨーロッパではこうはならないとのこと。


「約1年寝かせます。樽で熟成しているが湿度が低いと樽から少しずつぬけてしまい、その量はひと月で1本半も減ってしまうんです。」聞いていた受講生はびっくり顔。


最後は説明を聞きながらのテイスティング。


「甘味を残すため途中で酵母菌を殺している・・」「アルコール度は少し低く12%・・」「デラウエアは生食用でワインには向かないとされているが、種が残ってしまったもので作ったワインがこれ」「これがシラーの12年物、入口で社員が潰していたあの葡萄です」等など、さまざまな説明を聞きながらワインを味わっていました。

ワイナリーでの講座は12時30分に終了。勝沼のレストラン、ビストロ・ミル・プランタンで昼食。ここでもワインを愉しみ、観光名所葡萄の丘へ。一面の葡萄畑を眺めた後は近くのブドウ農家大雅園に立ち寄りぶどう狩りを楽しんで、ここでもワインをいただいて好みの味を買い込んで帰りました。
現地は晴れていましたが、盆地のヘリとなる都県境の峠はどしゃ降り。

平日ということもあってか中央自動車道の流れは順調で予定どおり17時30分に国立駅前に帰着しました。

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